齋藤健一の交通安全講座

『ミスをすれば死ぬ!』

前方録画のみの撮影能力

 さて、前回まで、360度+リアカメラのドラレコの撮影能力をお見せしました。

 

 では、今回は、前方録画モデルの撮影能力をお見せいます。

 

 こちらは、軽自動車のスバルのR2に装着しているドラレコです。R2は、あと26000km程度で20万キロに達します。で、あと八カ月程度で車検の期限を迎えます。

 

 なので、次の車検は通しません。その前に処分します。まあ、売れれば売りますし、売れなければ処分します。

 

 そういう予定ですので、今から前方録画モデルを取り外して、新品の前後録画モデルを装着するとか、360度モデルを装着する気はありません。だって、金銭的な余裕なんてないんだから。

 

 で、この前方録画モデルは、多分、今から五年ほど前に装着したと思います。ケンウッドのDRV-610です。たしか中国製ですが、ドラレコに関しては、別に中国製だから質が悪いなんてことはありません。普通にしっかりと録画出来ています。で、2017年か2018年頃にイエローハットで購入し、配線してもらいました。電源は裏取りで。電源裏取りというのは、周囲から見えない形で配線してもらうことです。まあ、その分、工賃は高かったのですが。

 

 で、今迄ずっと、故障なく使い続けられています。でも、思いの外、撮影範囲が狭い。前方録画タイプといっても、勿論真正面は撮影出来ますが、脇が、側方があんまり撮影出来ない。人間の目で入って来る情報が、ドラレコには記録出来ていない。

 

 たしか撮影範囲は140度程度だったと思います。なので、180度とかは撮影出来ません。もう、本当に、けっこう狭い。なので、肝心な場面が映っていないこともあるかもしれません。まあ、今迄一度も事故を起こしたことはないので、まだドラレコで撮影したSDカードを警察に提出したことはありません。が、実際にそのような場面になった時、撮影範囲が狭過ぎて、肝心の事故の瞬間が撮影出来ていないことも十分考えられます。

 

 なぜなら、事故というのは、真正面で事故ることばかりではないからです。事故の約半数が側方から、というデータもあるようです。勿論、後方から追突されたり、煽り運転された場合、前方録画タイプだと後方は撮影出来ません。勿論、側方も撮影出来ません。前方も、ごく狭い範囲しか撮影出来ません。140度と聞くとかなり広い印象を抱くかと思いますが、実際には相当狭いのです。直ぐ脇の人物も映っていないのです。だから、これからドラレコを買う人は、絶対に360度+リアカメラモデルを推奨します。

 

 何か起きてから、映像という究極の証拠を用意出来ずに地団太を踏んでも、もう遅いのですよ。だから、他の出費は節約するか諦めてでも、とりあえずドラレコは質の良い、360度+リアカメラモデルを装着しましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 絶対に360度+リアカメラモデルを買えよ!セルスターとかユピテルとかケンウッドとか色々あるから。あと、夜間に鮮明に撮影可能なモデルを買おう!各メーカーのサイトのドラレコの説明をよく読もう!