齋藤健一の交通安全講座

『ミスをすれば死ぬ!』

[ネムル街の悪夢]とは?

 え~と、そもそも、居眠り運転という行為自体、信じられないことであります。

 

 だって、運転するということは、極度の緊張状態でなければならない。勿論、リラックスしながら運転するということも、慣れれば可能だ。しかし、それでも、「どこかから誰かがいきなり飛び出してくるのではないか?」と、常に緊張しながら運転するのが基本だ。

 

 なのに、居眠り運転という行為は、眠りつつ運転するということだ。これは相反する行為だ。

 

 眠るということは、つまり睡眠中ということだ。睡眠中は、意識が無い。周囲で起きていることを把握する能力は完璧に無くなっている。そりゃ、極度に変な臭いでもすれば、起きるかもしれないが、基本的に、寝たままだ。

 

 対して、運転するという行為は、ハッキリとした意識を持って行う行為である。なので、居眠り運転という行為は、あり得ないのです。

 

 でも、やっぱり、睡眠不足とか、食後の眠い状態で運転し続けてしまう馬鹿がいるものだ。勿論、死亡事故に至るまでの居眠り運転は稀ではあるが、それより遥かに多くの物損事故が、居眠り運転により引き起こされている。

 

 まあ、酒酔い運転しつつ居眠り運転という、もう最悪な運転もあるけどな。それは論外ですね。

 

 眠くなったら、とりあえず、コインパーキングに駐車して数十分仮眠するとかすればいいじゃん。勿論、コインパーキング代は掛かる。しかし、銀座のコインパーキングでもない限り、そんなに掛からないでしょうよ。

 

 その数百円の駐車費用をケチったせいで、自分のせいで事故が発生し、賠償金500万円とかになったらどうするの?勿論、自動車保険の対人・対物補償があれば使えるが、その結果、次からは保険料が高くなるぞ。

 

 まあ、コインパーキングでなくとも、本当はやっちゃいけないのだが、どこかのスーパーの駐車場とか、ショッピングセンターの駐車場とか、家電量販店の駐車場とかに一時的に停めて、そこで仮眠をとるとか。

 

 で、起きたら、そのお礼に、そのお店で何か買えばいいじゃん。それで、よし。

 

 また、どうしても駐車できないのなら、レッドブルとかモンスターエナジーとか眠眠打破とかの眠気覚まし成分のカフェインが大量に入っている飲み物を飲んで、それで持たせるとかな。あとは眠気覚ましガムとかな。

 

 まあ、本当に眠い時は、眠気覚ましガム程度では、あんまり効果が無いけどな。まあ、出来れば、しっかりと睡眠をとって頂きたい。

 

 まあ、この[ネムル街の悪夢]では、私が撮影したドライブ映像とかをご紹介していくつもりです。見習えとは言わないが、各自、眠気対策はしっかりしておいてくれ。

 

 ちなみに、俺は車内に眠気覚ましガムは、運転席から手を伸ばせば取れる位置に、予備の分も含めて置いてあるけどな。