齋藤健一の交通安全講座

『ミスをすれば死ぬ!』

悲の鳥🐦肉体を自由自在に動かせるという意味

 人は、失って初めて、その存在価値に気付くことが多々あります。肉体もそうですね。

 

 人は、金が出来たら、別荘とか、クルーザーとか、不動産とか、ロレックスのコレクションとか、色々と欲望を拡大させていきます。まあ、大抵の人は。でも、世の中の殆どの人は、それらの欲望を叶える術(資金)がないから、しないのであって、もしもいきなり数十億円が手に入れば、大抵の人は、浪費しまくるでしょう。

 

 しかし、たとえ別荘とかクルーザーとか豪邸とかビルとか沢山所有していたとしても、肝心の自分の肉体が欠損していたら、それは果たして、楽しいのでしょうか?

 

 こういうことを言うと、直ぐに、障碍者差別だ!などと言う輩がいます。けど、身体障碍者だって、科学の力で元通りの肉体か、元通りの肉体と同様の機械の体で、本来の肉体機能を補完することが可能になれば、そしてそれを実現する資金力さえあれば、直ぐにでも、それをする筈。

 

 右手首から先が無い人なら、右手首から先に装着する、精密動作が可能な、脳波で動く、安価だけど堅牢な義手が発売されれば、直ぐにそれを装着したい筈。でも、現状(2022年)では、まだ、そのような夢の製品は実用化されてはいません。

 

 う~ん、多分、きっと、寝たきりだけど資産が四兆円ある大富豪がいたとして、半分の二兆円、いや、3兆9000億円支払えば、健康な健常者の肉体を与えられる、と神様から言われたら、きっと、3兆9000億円を支払うでしょう。だって、それでも残り1000億円あるのだから。

 

 なので、今ある私の肉体や、あなたの肉体は、大事なのです。貴重な存在なのです。

 

 今(2022年11月)、今年初めにロシアがウクライナに攻め込んで、一時期はロシア軍が押していたけど、次第にウクライナ軍が押し返しており、西側諸国から最新の兵器を与えられたウクライナ軍が猛攻を仕掛けています。で、対照的に、貧弱な装備しか与えられていないロシア軍の徴兵された新兵達は、僅か一日程度の訓練で、錆びついた数十年前の古びた銃を与えられて、強制的に最前線に送られているそうな。で、肉の壁扱いされているらしい。

 

 職業軍人の部隊は貴重なので消耗させられないが、徴兵した素人集団は、鉄砲玉となってどんどん死んでくれ、みたいに権力者や軍の上層部からは思われているらしい。で、今、どんどん、ウクライナ軍によるミサイル攻撃やドローン攻撃で、内臓ドバーとか、手足もげーとかになっているらしい。

 

 まあ、これからロシア軍が核ミサイルを使用したら、また形勢はどうなるか分かりませんが。とにかく、戦場では、どんどん手足がもげているらしい。つまり、身体障碍者が毎日量産されています。

 

 足首から先を失った者、左腕を根元から失った者、両腕を失った者、左足付け根から切断した者、破片が眼に突き刺さって失明した者等々。毎日、大勢、身体障碍者が量産されております。それが戦争ですね。

 

 なので、今ある自分の肉体は貴重なのです。代替品はないのです。中国の権力者は、貧民から摘出した新鮮で若い臓器を移植して生き永らえているそうな。でも、普通の人はそんなことは出来ません。資金面でも、法律面でも、倫理面でも。

 

 だから、今ある肉体を大切にしてください。指を動かせることは、当たり前ではありません。腕の神経が切れたら、指が存在しても、もう動かせないからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マジで、暴走運転、危険運転をして、手足を失うなよ。後悔しても、時は戻せない。