齋藤健一の交通安全講座

『ミスをすれば死ぬ!』

①ガス欠車のせいで、普段空いている道路が大渋滞[8]

 漸く、大渋滞を引き起こしていた原因の車を発見した。

 

 とはいえ、特に何もしません。罵声を浴びせたりはしないし、復讐もしない。嫌がらせもしない。

 

 なぜなら、こういうことは、あり得るからだ。まあ、ガス欠は駄目だが、故障に関しては、あり得る。流石に新車では、途中で走行不可能になる程の故障は、ほぼ発生しないだろうが。でも、ある程度の年数が経過している車ならば、たとえ日本車だとしても、十分にあり得る。だから、あまり他人は責められない。

 

 まあ、エンジンオイル交換を全くしていなかったり、車検や12ヶ月点検を受けていなかったとかなら、文句を言いますが。また、交換すべき部品を、ダラダラと交換時期を先延ばしにしていたせいで故障したとかなら罵倒しますが。でも、そんなことは、路上では分からないことだ。

 

 まあ、この人の立場に自分がなってしまう可能性も、この時点の私には、十分にあったのだ。

 

 まあ、この時、俺も、約18年前の古いスバルの軽自動車のR2を運転していたからな。

 

 俺の車も、いつ故障したか、分からない。

 

 事実、R2の12ヶ月点検を受けてから、その半年後の半年点検もスバルのディーラーで受けて、ブレーキパッドも交換した。たしかCVTフルードも交換した。これで、次の車検までは持つだろう、と思っていた。

 

 それなのに、半年後点検を受けてから数ヶ月後、で、車検の満了日まであと四か月程度の時点で、ラジエーターが故障した。

 

 まあ、いきなりぶっ壊れた訳ではなく、なんだか滲み出ていた感じでした。いつの間にか、ラジエーターの補助タンクというのか、あのタンク内の緑色のLLCが著しく減っていた。

 

 で、継ぎ足しても、また数日で直ぐに減った。で、一時間以上通勤で走行してから、職場の駐車場に停めて、その時にボンネットを開けたら、ラジエーターホースからプシューっと勢いよく、細い線状にLLCが、まるで噴水みたいに噴き出していた。ラジエーター本体からも、上部から、緑色の液体が滲み出ていた。なので、エンジンルーム中、緑色のロングライフクーラントの液で濡れていた。一旦濡れた後に乾いた箇所は、白く変色していた。

 

 結局、もう古いし、たとえラジエーターを十万円位かけて直しても、また直ぐに、今度はオルタネーターとかが故障しそうだったので、処分しました。

 

 なので、俺も、あんまり他人のことは言えない。たまたま、直ぐに路上で走行不可能になる箇所が故障しなかったというだけで、実際に俺の車も故障したからな。気付かずに走行し続けていたら、LLCが空になって、それこそエンジンストップでレッカー車コースだったであろう。

 

 う~ん、なので、今回、この大渋滞の原因を作った古い輸入車のオーナーも、まさかこんな場所で、いきなり故障するとは思わなかったろう。故意に大迷惑をかけた訳ではない筈だ。

 

 だが、古い車であればある程、故障する確率は高まる。なので、頻繁に点検しましょう。業者に点検を依頼するだけではなく、自分でも頻繁にボンネットを開けて、各場所をチェックしておきましょう。特にエンジンオイルとかLLCは基本だから。

 

 

 

↓こちらが大渋滞を引き起こしていた車です!

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、ガス欠は論外だから!あと故障も、出来るだけしないように、可能な限りメンテナンスはしっかりしろよ!