え~とね、何年前だか忘れたが、けっこう昔に、箱根新道で大渋滞が発生した。
特に雪の季節ではなかった。凍結路でもないし、雪も無かった。なのに大渋滞が発生していた。
箱根新道というのは、小田原から箱根に上って行く道路で、主要な道路だ。そこが大渋滞であった。
ノロノロというか、全く動かない時もあった。で、何が原因なのか不明であった。
でも大渋滞に捕まりつつも1時間位かけて少しずつ進んで行き、理由が判明した。故障車が原因であった。
まあ、故障していた車はアメリカ車のフォードが昔に日本で販売していたコンパクトカーだと思う。名前は何だっけ?忘れた。
まあ、今はもうフォードは日本市場から撤退してしまっている。この時も既に撤退済みだ。撤退してしまったメーカー製の自動車のオーナーは、一体どうやってその後のメンテナンスを受ければいいのだろうか?
まあ、撤退云々よりも、アメ車なので故障し易いし、更にこの車種自体、相当昔の車なので、猶更部品も劣化していたのだろう。
まあ、この時、この車が故障していたせいで、大勢の人々の人生の時間が大渋滞によって浪費された。
これ、箱根の宿に何時までに到着予定とかで進んでいた家族とかカップルは、この大渋滞のせいで旅館やホテルへの到着が遅れに遅れて、食事の時間が過ぎて夕食を食べられなかったとかになったら、どーすんの?
でも、きっと何の補償もないよね。まあ、こういうこともあるので、たとえ田舎の道であっても、大渋滞があってもいいように、時間的な余裕をもって自宅を出発しよう。
んで、帰り道、また同じ道を通ったら、この車を牽引すべく搬送車が作業している場面に出くわした。
まあ、俺も一歩間違えればこの車みたいになっていて、大渋滞を引き起こしていたかもしれない。
というのも、今乗っているのは新車で買ったルーミーで、まだ走行距離3万キロ程度で購入から三年半しか経過していないし、しっかりとメンテナンスをしているので、まず故障することはない。
でもルーミーの前に買ったのは激安中古車屋で車検二年付で総額24万円で買ったスバルの軽自動車のR2であった。
たしか購入時点で13年落ち、走行距離99000kmであった。ターボなし。
で、そこから五年位乗って、走行距離185000km位までいったかな。まあ、メンテナンスはしっかりしていた。スバルのディーラーで点検や車検も受けていて、ディーラーマンから交換した方が良い部品を言われたら、素直にそれを交換していた。
しかし、流石に古過ぎた。一部が部品交換が必要になるということは、他の部品も同様に劣化しているということだ。耐久性に定評のある日本車だが、やはり劣化は避けられない。
で、最後はラジエーターホース?から不凍液が漏れ出た。というか、針の穴みたいな小さな穴から不凍液が噴出して、エンジンルーム内がけっこう濡れた。
まあ、水とか入れて何とか帰宅は出来たが。もう無理なので、売り払った。故障車でも買い取ってくれる業者があったからな。
まあ、なので古い物を修理しながら大切に使う精神もいいんだけどさ。でも腕時計とかなら人を殺す可能性はゼロだから、古い腕時計でも修理しつつ、いつまでも使い続けてもらって結構なんですけど、車の場合、故障によって制御できずに人間に突っ込んで轢き殺してしまう危険性がある。
だから俺の考えとしては、ある程度古くなったら、もう新車か、或いは比較的新しい年式の中古車に買い替えるべきだと思う。
俺のR2も、箱根新道で故障していた確率は十分にあったからな。あんまり人のことは言えないのだ。まあ、メンテナンスはしっかりしていたが、それでも古過ぎる車を使用中の人は要注意だ。