齋藤健一の交通安全講座

『ミスをすれば死ぬ!』

Quracshyon Dqnr ③相手の置かれた状況を何も考えずにクラクションを鳴らす馬鹿

 よくいるよなあ、自分のことしか考えずに、とにかく次々にクラクションを鳴らしまくる奴が。

 

 お前は俺の車の後ろで待機しているから分からないだろうが、こっちは進めない理由があるんだよ!

 

 本当にそんなことを繰り返していたら、いつか必ず誰かと刃物とか暴力によるトラブルに至ると思うけどな。

 

 少しは待てよ。数年前のお前がイラついたことなんて、今ではとっくに忘れているだろ?

 

 でも相手が怒りまくって反撃して来て重傷を負わされたら、そのことは絶対に一生忘れないよな。

 

 相手をキレさせるなよな。

 

 

 

 

 

 世の中で起こる事件の内、二割位は赤の他人が相手を怒らせた結果、発生した事件なのではないのか?

 

 なんでそこまで赤の他人なのに、その素性不明な相手に対してクラクションなんて鳴らせるのかな?

 

 俺は怖くてできない。なぜなら自分自身が狂暴性を内包しているからだ。

 

 もしも相手が俺みたいな狂暴な人間だったら?と思うと、怖くてクラクションなんて鳴らせないよ。

 

 まあ、俺は今迄傷害事件なんて一度も起こしたことはない。

 

 ただ、それでもやはり怖いんだ、自分が事件を起こしてしまうのが。

 

 今迄何も事件を起こしていない俺でさえ、ここまで怒りが湧いてくるのだから、今迄実刑判決を幾度も受けたリアルな犯罪者が相手ドライバーだったとしたら、本当にその時は、地獄を見るであろう。

 

 だから安易に相手にクラクションを鳴らすなよ。

 

 本来クラクションは鳴らしてはならないんだ。山で、狭い道で、奥が見えないとか、そんな極めて限定的なケースでのみ鳴らしていいんだ。

 

 街中では鳴らしちゃ駄目!

 

 俺は信号待ちで青信号になったのに前の車が発進しない時でさえ、クラクションは鳴らさないからな。

 

 そんな時に鳴らさなくても、暫く放置しておれば勝手に気付いて進むから。