齋藤健一の交通安全講座

『ミスをすれば死ぬ!』

仁義なき右左折⑬左折【3】

 左折は難しい。

 

 難しいと思った方が事故防止に繋がる。

 

 とにかく自転車が、奥から来たとして、横断歩道を渡るのか?渡らないのか?どっちなんだい?という状況でも、一応警戒しないといけない。

 

 だって自転車やランナーには方向指示器は付いていないんだから。

 

 その人間がその後にどう行動するのかなんて、我々車側からは知る由もない。

 

 だから極力気を付けるしかないんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 左折するということは、左に曲がるということだ。

 

 左に曲がるということは、人間の視界が横に向くということだ。

 

 だから映像の中の俺みたいに、思いっきり左を向かねばならない。

 

 助手席に誰かがいて見辛いとか、そんなことを気にしていたら誰かを轢いてしまう。

 

 本来、思いっきり左を物凄く見なければならないんだ。

 

 あと、嫌いな人物を思い浮かべろ。

 

 今迄の人生で、物凄く嫌な人間がいただろう。

 

 そいつを自分が轢いてしまったら、自分が加害者になってしまって、物凄く嫌いな人間が被害者ということになり、そいつに謝罪しなきゃならなくなるよな?

 

 それは、俺は絶対に嫌だ。

 

 だから、クソみたいな人間とは関わり合いたくないので、俺は極力確認して安全運転で左折する。

 

 だって大嫌いな人間、ムカつく人間に謝罪して補償しなきゃならないなんて、絶対に嫌だからな。

 

 無事故なら、そこら辺を散歩しているジジイとか、ロードバイクに乗った臭い中年男性とかと関わらずに済むから。

 

 そんな嫌いな対象の奴等と関わり合いたくねーよ。ギャルでもねーんだしよ。