齋藤健一の交通安全講座

『ミスをすれば死ぬ!』

自由の素晴らしさを、自由を失う前に気付け。そして自由を失うな!

 自由を失うな!という忠告には、二つの意味がある。

 

 一つは、お前がバカげた走行で大事故を起こして、懲役刑を受け、服役し、自由を失うな!ということだ。刑務所の中では、刑務官に絶対服従、24時間監視、脱獄不可能。全て管理・監視社会だからな。自由など、無い。

 

 もう一つは、大事故により、お前自身の肉体がぶっ壊れて、両腕切断とか、失明とか、下半身不随とか、首から下が動かなくなったとか、そういう理由で、自由を失うな!という意味だ。分かるな?

 

 自由があるシャバにいても、自由に出歩ける健康な健常者でなければ、完全なる自由を享受できない。これは障碍者差別ではなく、事実だ。

 

 例えば神奈川県の真鶴町にある三石海岸は、遥か上から急な階段を下って海岸に降りるのだ。エスカレーターもエレベーターもない。だから、車椅子では、海岸には行けない。無理。あんな急な場所、車椅子用のスロープなんて設置不可能だから。よって、健常者でなければ、海岸に到達は出来ない。

 

 そういう自由を失うな!という意味だ。分かったな?