齋藤健一の交通安全講座

『ミスをすれば死ぬ!』

飲酒の長いトンネルを抜けると刑務所であった。③インスタントきつねうどん

 刑務所に収監されていると、インスタントうどんも食べられないよな。

 

 この厚揚げというのか?何て言ったっけ?厚揚げでいいのか?

 

 これが美味しいよな。

 

 まあ、ピザポテトの方が遥かに美味しいけど。

 

 好きな時に好きな食べ物を食べられない苦しみが、ムショにはある。

 

 まあ、全て管理してくれるから、楽と言えば楽か。

 

 自分では食事内容を制御できないから、結果的に糖尿病になっちまうような奴には良いかもしれないな、ムショは。

 

 

 ムショの中では、インスタントうどんは食べられないけど、共同房の他の囚人共のう〇この臭いは嗅げるかもしれないな。だって仕切りなんて無いんだからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんかストレス下で22年って、本当に長いよな。

 

 まあ、俺の20歳の時から22年だと、今、俺は43歳だから、もう出所出来ている計算か。

 

 しかし、そんな単純じゃないよな。気持ち・精神が絡んでくるからな。

 

 まあ、刑務所は単調な暮らしだからな。新しい刺激なんて無い。

 

 人間、単調な暮らしだと、時の流れが光の速度に感じるらしいからな。

 

 実際に囚人の間では、刑務作業も、自分があたかも機械になったかのように思う精神作用の結果、「10年なんてあっという間だよ~」と、囚人共の間では言われているらしい。

 

 まあ、そうだよな。俺も分かるよ。流れ作業とか、同じことを延々とする作業内容だと、刺激が無いからな。時の流れが、あっという間だ。

 

 いや、正確に言うと、単調作業の間は長いと感じるが、全体的な時の流れの実感で例えたら、あっという間に三年が過ぎ去るということだ。

 

 だって何の新しい刺激もないんだからな。