齋藤健一の交通安全講座

『ミスをすれば死ぬ!』

お遍死さん④

 なんか歩行者って、自分は絶対に事故に遭わないと思っている歩行者が多数いるよな。

 

 一度でも事故に遭った歩行者なら警戒すると思うのだが、まだ一度も事故に巻き込まれていない歩行者の場合、なんか凄い甘いよな、見通しが。

 

 なんでそこまで自信満々に、自分はけっして事故に遭わない!なんて思っているのだろうか?

 

 表面的には「警戒しているわよ!」と言うかもしれないが、歩行時の俺と比べても、明らかに警戒が足りないよな。

 

 例えば真っ直ぐに歩いていて斜めに進む時、全く後方を確認せずに進む歩行者が大半だが。

 

 俺は少しでも進路を変更する時は、後ろを振り向いて確認してから進路変更するけどな。

 

 あいつら、背中に目でもついているのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とにかく歩行者を見かけたら最大限の警戒をしろ。

 

 俺はそうして今迄事故を起こさずに来れた。

 

 嫌だろ、裁判なんてさ。

 

 見ず知らずの歩行者の婆さんなんて轢いたら、そいつの遺族が出廷して、お婆さんを返してください!とか言うんだろ、どうせ。

 

 もう直ぐ死ぬ予定だったとか隠してさ。

 

 そんなの面倒なのだ。だから面倒事を避けられると思って、婆さんの歩行者がいたら最大級の警戒をしろ!

 

 婆さん=面倒事だと認識しろ。

 

 勿論、爺もな。