齋藤健一の交通安全講座

『ミスをすれば死ぬ!』

ゆずりびと⑤

 俺は公道では他の車と張り合わない。

 

 そんなことをしても意味がない。

 

 俺はイニシャルDに出て来るスポーツカーで峠でバトルする連中ではない。

 

 だって単なるターボ無しの1000ccのルーミーだもの。

 

 それに俺はサイト制作で頑張っているのだから、公道でたまたま遭遇した赤の他人とは、一切張り合うつもりはない。

 

 だから他のドライバーには、とっとと譲る。

 

 事故回避の為にね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、バイク同士でも譲り合いはするよな。

 

 バイク乗りも、世の中のバイク乗りの約半数はバイク保険に未加入らしい。

 

 つまり自動車で例えたら、世の中の自動車ドライバーの約半数が自動車保険に未加入という事態だ。

 

 それはとっても恐ろしい。

 

 まあ、賢いまともなライダーは、世の中の約半数のライダーがバイク保険に未加入という事実に戦慄しているのであろう。

 

 よって、見知らぬライダーと事故っても、下半身不随とか脚が吹っ飛ぶとか首から下が麻痺するとかの事故を負っても、世の中の約半数のライダーはバイク保険に未加入なので、恐ろしいことになるというのを予見している。

 

 だから無理をしない。見知らぬライダーを見たら、とっとと譲るのだろう。

 

 まあ、バイク保険に未加入のライダーが、事故の相手が麻痺したとて、生涯の生活費とか治療費とか慰謝料とか、到底支払える訳がないからな。

 

 とっとと譲って、そんな危険人物とは関わらないに限る。