齋藤健一の交通安全講座

『ミスをすれば死ぬ!』

ゆずりびと⑪

 私は公道で傲慢にならない。

 

 だって、車という狂気を運転しているのだから。

 

 人類史上、ただの平民が、こんな凄まじい破壊力のある、凄い馬力の機械を操縦できる時代はなかった。

 

 ロバート・ダウニーJr主演のシャーロック・ホームズで、たしか1890年代かな?もう少し後かな?そんな年代の映画を見た。

 

 そうしたら、歩いた方が早い程度の速度しか出ない、最初期の車で移動していた。

 

 しかし現代の車は凶器だ。速度も平気で時速100kmは出る。

 

 だから人を殺してしまう可能性がある。

 

 だから人に譲れ、我を張るな!

 

 なぜなら自分が運転しているのは、とっても危険な機械だから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 自分が誰かに譲られた時、無警戒で進むなよ。

 

 ちゃんと進む方向に危険が迫っていないか確認及び警戒しろよ。

 

 譲ってくれた車はあなたを認識していても、後方から急接近してくるバイクやロードバイクはあなたのことを全く認識していないかもしれないからな。

 

 自転車との接触事故、バイクとの接触事故というのは、どちらかが認識していなかったからだな、相手を。

 

 だから、相手が間抜けかもしれないんだから、相手が間抜けだった場合を想定して、こちらが最大限の警戒で臨もう。