齋藤健一の交通安全講座

『ミスをすれば死ぬ!』

浅は香光代VS野村察知代⑧

 危険を予知・察知する能力は、やはり個体差があるよな。

 

 ズボラな性格の人は、この狭い道路だらけの日本を運転するのは、ちと無理があるだろ。

 

 何度も何度も同じ間違いをする奴。

 

 一時停止違反とか、なんでベテランドライバーがちゃんと止まらないのかな?

 

 そういうところなんだよな。そういうところがちゃんと出来ない奴は、他の細かな気配りというか、小さな段階の危険を察知する能力も低いままなんだよな。

 

 危険察知能力を育てようとしていないんだから、しょうがないよな。

 

 だからいつまで経っても運転が下手なままなのだ。

 

 運転の上手さというのは、華麗にドリフトをしつつ曲がることでも何でもない。

 

 真の運転の上手さというのは、事故にならない運転のことなのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 公道では、気にしなければならない対象は一つとは限らない。

 

 時には二つ、もっと三つある時もある。

 

 例えばストレートの道でも、左後方から自転車接近、右側方に自転車が走って来ており、それを対向車が避ける為に中央付近に膨らむ、と同時に左の公園から子供が道路に飛び出しそうな気配がある、注視せよ!とかな。

 

 このように、最悪な時には三点、四点を同時に視界の中に捉えて、瞬間的に危険の度合いを判断し、回避行動をせねばならない。

 

 回避行動とはつまり速度調整とかだな。

 

 適切な判断が瞬時に求められる。

 

 だから耄碌した脳では、もう無理なんだよな。