齋藤健一の交通安全講座

『ミスをすれば死ぬ!』

道路交通法を学ぶ

 道路交通法についての解説の動画を、超長時間かけて撮影しました。まあ、文章で説明するのは無理があると思って、喋りにしたのですが、多分、これを全て観る人は全然いないでしょう。

 

 まあ、あなたが道路交通法を知ろうとするキッカケになってくれればいいですね。例えば、ネットで標識の意味を検索するだけでもいいし、或いは、道路交通法に関する書籍を購入する気になってくれたら、それは、私が撮影した意味もあったというものです。

 

 とにかく、私は18歳の時に免許を取って、それ以来、何の事故も起こしていません。まあ、25歳から35歳までの間の約十年間は、自家用車の運転は全くしていませんでした。なぜなら、お金が無くて、軽自動車さえ所有していなかったからです。その間、まあ、走行距離にして1000キロ程だと思いますが、海岸清掃の仕事で車をごく短期間、僅か数か月程度運転した記憶があるだけです。

 

 それ以外の移動手段は、専ら自転車でした。しかし、今、軽自動車に乗っているので、今度は自転車は全くと言っていいほど運転しなくなりました。まあ、今、丁度、セブンイレブンで加入した自転車保険が今年の1月21日に切れてしまい、自動車保険のソニー損保の契約に、賠償保険のオプションを付けたけど、それの効力が2月24日からなので、今は丁度、その一か月間程度の賠償保険が無い期間なのです。

 

 そんな期間に自転車を運転して、相手を怪我させてしまえば、保険が下りないので、全額自腹になってしまいます。でも、当然、今は貧乏なのだから、数百万円とか数千万円なんて支払える訳がありません。自転車で死亡事故を起こしてしまえば、一億円近い賠償金を請求されてしまうかもしれません。そうなれば、ジャンボ宝くじの一等でも当たらない限りは、人生終了でしょう。

 

 そんな生き地獄、賠償地獄に陥れば、そもそも、宝くじを購入する資金的な余裕もなくなるだろうし、ネットで金儲けの努力をする時間もなく、ただひたすら、相手の遺族への賠償の支払いの為の仕事、仕事に明け暮れることでしょう。そうなれば、自分の為の人生の筈が、相手の遺族への賠償の為の人生になってしまいます。

 

 それでは疲弊してしまうだけだ・・・。なので、まあ、道路交通法の勉強も大切なのですが、それよりも遥かに大切なことは、しっかりと、万が一の時の為に、自動車保険に加入しておくということです。

 

 ここで言う自動車保険というのは、強制加入の自賠責保険のことではありません。自賠的保険というのは、賠償額も低いのです。到底、大きな事故の場合、自賠責保険のみの支払いでは、相手への支払いも、自分の損害補填の費用も捻出出来ません。

 

 だから、民間の自動車保険会社に加入しましょう。調査によれば、2020年現在、民間の自動車保険に未加入でそこら辺の一般道を走行している車両が、全体の約四分の一存在しているらしいです。なので、単純計算で、そこら辺を走行している四台に一台は、相手への賠償が、民間の保険から支払われないということです。

 

 それは恐怖です。もしも、そんな奴と事故のトラブルになったとしたら・・・どうせ、支払える金なんてありませんから!みたいな逆ギレするのだろう。無い袖は振れないの理論で、裁判の結果で賠償命令が下されても、どうせまともに賠償する訳がないのです。それは、とんでもない恐怖です。

 

 だから、そんな大馬鹿野郎に関わってしまった時の為にも、相手に賠償能力が無い時の為に、自分が加入している保険にて、各種の賠償が支払われるような状態にしておきましょう。私はソニー損保の契約者ですが、詳しい名称は忘れましたが、そのような能力のある保険がありました。当然、私はそれらは全て付けています。

 

 とにかく、何故道路交通法を知る必要があるのか?と言えば、それはつまり、事故を起こさない為です。勿論、軽い違反であれ、違反金も取られたくはないし、勿論、免停にもなりたくはないのは当然です。しかし、それ以上に、大怪我を自分がする事故、或いは相手に大怪我をさせる事故、そして死亡事故、そういった超重大事故が起きない、起こさせない為に、道路上のルールを学習する必要があるのです。

 

 民間の自動車保険に未加入の状態にて一般道を走行するというのは、つまり、金がないということでしょう。民間の自動車保険の支払い費用、まあ、いくらかはそれぞれ等級や乗っている車等の条件にて異なるので一概には言えませんが。ちなみに私の場合には、今年のソニー損保の保険料は、76000円位でした。

 

 確かに高いけど、これは必要な出費です。削るべきは、不要な出費であって、こういった保険に関する部分は削るべきではありません。特に相手への賠償の部分はケチらずに、対人・対物無制限にすべきです。

 

 だから、道路交通法を学ぶということは、自分の身を護ることなのです。護身術です。出来るだけアホなドライバーとは関わらないようにすべきであって、それはつまり、正しい走行の仕方をして、適切な危険予知を常にしながら走行すべきということです。

 

 長々とした説明ですが、つまり、道路交通法以前の問題として、世の中の四分の一のドライバーは、民間の保険に未加入なのだから、そんなドライバーは、道路交通法を学習する前に、まずは民間の保険に加入しろ!ということです。その費用が支払えないのならば、一般道を走行するのは止めて下さい。北海道のど真ん中の広大な私有地の中を走行するだけだったら、別にいいけどさ。一般道を走行するのは止めてくれよ。