齋藤健一の交通安全講座

『ミスをすれば死ぬ!』

事故現場

 事故現場を撮影した動画を掲載します。まあ、中々、撮影中に事故現場に遭遇することはないので、この一回のみの撮影となりました。

 

 でも、今、通勤で、現場まで往復で毎日約56km位を車で移動しています。で、まあ、普通の一週間なら平日は月曜から金曜迄の5日間なので、約300km位を仕事の為に運転しています。まあ、それ以外の土日も運転することがあり、それをプラスすれば、まあ、大体、350km位を一週間で運転する計算ですね。

 

 で、その運転している最中に、度々、事故現場を目撃します。ただ、その瞬間に咄嗟にビデオカメラやスマホのカメラを取り出して撮影を開始する、ということは無理です。だって、自分自身でハンドルを握って運転しているのですから。もしも自分が運転しているのに、車が動いているのに、右手でハンドルを握りつつ、左手でカメラを取り出すなんていう複数のことを同時進行したとしたら、俺が事故を起こした当事者になってしまいますから。

 

 まあ、ドラレコは前方のみ設置しており、そのドラレコのSDカードを取り出してパソコンにデータを取り出せば、事故現場の映像を抽出できるかと思います。けど、それは面倒なのでやりません。

 

 で、今迄の人生で目撃してきた事故現場を思い出してみると、「なぜ、そこで事故るの?」という、不思議な現場が殆どです。特に何も難しい箇所ではないのです。所謂【魔の交差点】とか【魔のカーブ】とか、そんな、テレビで特集されるような危険な道路の箇所ではないのです。

 

 それらの事故が起きていた現場は私も何度も通りました。でも、その道路は、ごく普通の道路で、そこを運転することはとっても簡単なのです。特に難しくはない。前をしっかり見て運転に集中していれば、何も事故が発生するような箇所ではないのです。でも、そこで事故を起こした赤の他人さんは、そこで事故を起こしたのです。不思議です。

 

 なんか、運転中にスマホを見たり、余所見したりする人がいますが、本当にいいんでしょうか?その【運転中だから集中できない動作】の為に、それが原因で事故を起こしてしまい、その結果、自動車保険の等級が下がり、警察官も呼んで大事になり、後続車は渋滞になり大迷惑で罵倒される。そして相手と補償の話になり、めっちゃ面倒くさい。裁判にも行かねばならない。交通刑務所に収監されるかもしれないし、重大事故なら普通の府中刑務所とかに収監されるかもしれない。仮に収監されずとも執行猶予が付いた判決を食らうかもしれない。

 

 勿論、金銭的な出費も莫大でしょう。保険金が下りるとしても、それ以外の出費も色々と出ていくでしょう。事故を起こしたら反則金も支払う必要があると思うし。あと、仕事を休んで裁判所に行く金銭的な損失とか、あと職場での信用も落ちるだろう。脇見運転の結果、自分が原因で事故を起こしたなんて職場に知られたら、解雇されちゃうかもしれないよ。

 

 マジで、その【特に意味のない数秒】の為に、その後の人生で膨大な時間と労力と金を失うことになるのだが、果たして本当にそれでいいのだろうか?

 

 マジで、なんであんな簡単な箇所で事故ってんの?意味不明だよ。まあ、今迄の人生で事故現場は多数目撃してきましたが、事故の瞬間は一度も目撃していない。故に、事故を起こす者がどういう動作を実際にしたのかは、知らない。まあ、ユーチューブの事故動画を見れば知ることが出来ますが。

 

 普通に前をしっかり見て、左右のサイドミラーをチラチラと確認し、車内のルームミラー(バックミラー)も確認し、そして前車との車間距離をしっかりと取ること。そして、絶えず周囲の車や自転車やバイク及び歩行者の動きに注意しつつ進むこと。これさえ守っておれば、ほぼ全ての交通事故は防げると思うのだが。

 

 まあ、仮に完全に隠れている物陰から、いきなり誰かが突然出てきたら、そりゃ、ぶつかる場面もありますよ。それは、無理だろう。でも、その場合、そいつが悪いよね。まあ、裁判ではこっちも悪いことになるかもしれないが、大体、過失割合は、いきなり飛び出してきたそいつが悪いことになるよね。だから、その場合で俺がもしもそいつと接触してしまったとしても、俺は大して罪悪感は抱かないだろう。

 

 問題なのは、自分自身が原因で起きてしまった事故の場合ですよ。だから、俺は右折待ちしていて、右折矢印が出ていない状態だったら、よっぽど対向車が来ない隙間が発生しない限りは、無理に右折はしません。だって、右折っていうのは、めっちゃハードルが高いからな。対向車に注意し、右折先の横断歩道上及びこれから横断歩道に進入してこようとする歩行者・ランナー・自転車がいないかどうかも、しっかりと確認せねばならない。

 

 で、これから横断歩道に進入してこようとする対象者も、自転車なら、遥か後方にいたとしても、速度が速い場合、猛スピードで横断するからな。その場合、横断歩道上で激突してしまうじゃん。なので、奥の方までしっかりと見ます。逆に言えば、その確認が疎かな場合、けっして右折はしません。まあ、こういう風に、私は、事故を防止する為に努力しています。注意して運転しているのです。

 

 う~ん、でも、俺からすれば、とってもイージーな道路上で事故っている場面が多数あるので、まあ、世の中の他のドライバー達の中には、相当、注意力不足なドライバーや、危険運転をする輩が多いのだろうなあ。まあ、これは性格の問題もあるからなあ。平気で黄色線なのに車線変更する奴もいるしな。まあ、今迄、それをし続けてきて、パトカーに捕まらなかったから、今回も掴まらないと高を括っているのだろうけどなあ。でも、いつかは捕まるだろうし、そんなことをして事故ったら、自分の過失割合がとてつもなく高くなっちゃうから、俺はしませんけど。

 

 まあ、という訳で、皆さんも、事故には気を付けてくださいませ。俺は、それしか言えない。なぜなら、あなたが運転する時は、あなたがその車を運転する責任を負うのだから。俺が負う責任は、俺が運転する車のみだから。

 

 まあ、ちなみに、俺は今迄の人生で、自分自身で14万キロ位走行してきましたが、一度も事故を起こしていません。マジで安全運転だからね。でも、事故を起こす奴は、何度も何度も起こすらしい。

 

 これは、自分自身の運転にばかり気を付けていて、他者が運転する車の動きまで予測していないからだよな。だって、ユーチューブで見たが、田舎の田んぼの中の道で、十字に交差する狭い道で、その撮影者が左側から来ていて、90度の角度、つまり右隣の道路からも車が来ていたと。で、なんか、その撮影者が言うには、左側から来た車が優先なので、向こうからも車が来ているが、どうせ直前になって停まるだろうと思い込んで、そのままスピードを落とさずに交差する場所に突入したらしい。

 

 そうしたら、向こうの車もスピードを落とさずにそのまま突っ込んできて、十字の交差点で丁度ぶつかってしまったとさ。で、俺はこの動画を観た時、俺は、左側から来る車が優先なんていうルールを初めて知りました。でも、そのルールに関しては無知だったが、俺は今迄の人生で一度も事故っていない。

 

 なぜなら、俺は他者の運転する車の動きまで注視しており、そのドライバーが馬鹿な場合も想定しているからだ。つまり、相手のドライバーがおかしな動きをしたとしても、こちらが事故に巻き込まれないようにしている訳だ。

 

 故に、この場面で、もしも俺がぶつけられたおばさんの立場だったとしたら、俺は、丁度、十字の交差点に同じ速度で同じタイミングで進入して来ようとしている車があったら、俺は減速します。で、相手に先に行かせます。減速せずに進入するということはあり得ない。減速せずに進入するということは、それは、相手のドライバー次第で事故が発生したり無事故で通過出来たりするということだ。つまり、赤の他人のドライバーに、自分の車がぶつけられるかどうかということを委ねている状態なのだ。それは、私は無理です。どこの馬の骨だか知らない赤の他人のドライバーを、そんなに信用・信頼出来ませんから。

 

 だから、みんなも、自分自身が交通ルールをちゃんと守るのは勿論だが、それ以外に、他者が馬鹿な動きをすることまで想定して、ちゃんと車間距離をとって運転しろよ。とにかく、事故回避には空間がなければ無理だから。とにかく、車間距離をとり、空間を開けておけ。自分の車が避けられる空間、そして相手の車が変な動きをしたとしても、自分や相手やその他の車が退避出来る空間を残しておけ。「何が何でも自分が先に行く」という意識だと、事故発生確率が高まるからな。