齋藤健一の交通安全講座

『ミスをすれば死ぬ!』

ウェットラマンについて

 皆さん、どうもこんにちは。当サイト管理人の齋藤健一です。

 

 さて、この【ウェットラマン】とは、ウェットとウルトラマンをかけた言葉ですが、中身は、雨の日の運転には注意しよう!という中身です。

 

 でもね、注意しているだけでは意味がないのですよ。だって、タイヤ自体が、もうスリップサインまで達しているようなタイヤで大雨の日に走行していたら、いくら注意深く運転していても、意味がない。

 

 タイヤというのは、晴天の日、雨の降っていない日、ドライ路面の夜間のみ走行する訳ではないのです。そりゃ、余程の暇人で、天気予報で降水確率0%の日だけを選び、それで、確実にその日の内に帰宅出来る範囲内だけに絞り出かけるのならば、ドライ路面しか走らない、ということも可能でしょう。

 

 しかし、そんな雨天の日は使用人に運転させる、なんてことが可能な人は、ほぼいない筈。どうしても、雨天の日であっても、自分自身で運転せねばならない場面はある筈。そんな時に、スリップサインが露出するまで使用した限界タイヤでいくら注意深く運転しても、意味がない。

 

 スリップサインというのは、タイヤで、【もうこれ以上はタイヤとしての性能が発揮出来ませんよ、早く新品のタイヤに交換してください】というサインのことです。

 

 スリップサインの溝の深さは1.6mmです。なので、溝の深さが残り1.6mmまで減った時、どんな乗用車用タイヤであっても、スリップサインが露出するようです。でも、ハッキリ言って、スリップサインまで使用するのは危険です。

 

 溝の深さが1.63mmなので、まだスリップサインまで0.03mmあるから使用はOK!という訳ではないのです。それは絶対に危ない!世の中のけっこうな人達は、スリップサインに達するまで使用することはない。残り溝が3.4mm程度の段階で新品のタイヤに交換している印象です。細かな統計は知らないけど。

 

 私が去年の年末まで使用していたブリジストンのNH100Cという夏タイヤは、四本の内、一本は、修理不可能な箇所がパンクしたせいで廃棄処分となった関係で、その一本だけは比較的新しくて、残り溝もまだ5mm程度ある印象です。その一本だけはひびもまだ入っていませんでした。

 

 でも、残りの三本は、等しく削れて、溝の深さが残り3mmを切っていたような印象でした。たしか、スリップサイン迄あと1.2mm位の印象でした。ひびも側面とかに入っていました。強烈なひびではなかったけれど、けっこう細かいひびが既に幾つも入っていました。

 

 その三本は、製造が2017年でした。2017年の何月頃製造かは忘れました。けど、見れば分かります。ただ、もう今は既に2022年の6月です。なので、その古くて削れた夏タイヤを再び履く気にはなれませんでした。

 

 で、その古い夏タイヤの方は、今年の冬に新しいスタッドレスタイヤを装着させる為に、そのホイールは使用します。その時に、古い夏タイヤは廃棄処分にします。勿体ないとか言わないこと!スリップサインギリギリ手前まで使用する、というケチな根性は、止めた方が良い。

 

 なぜなら、マジで交通事故の場合、起きた時の損失がでかすぎる。マジで懲役刑も食らうし、たとえ執行猶予で済んだとしても、社会的に死ぬ。また、相手を障害者とか植物人間にしてしまったり、殺してしまったりしたら・・・もう、取り返しがつかない。覆水盆に返らず。

 

 で、タイヤは唯一、地面に接地している部品です。車両本体がいくら高性能であっても、タイヤが低性能だったり、高性能なタイヤであってもスリップサイン手前まで削れていたりひび割れていたりしたら、事故の原因となります。特に冬場は、スタッドレスタイヤの性能の良し悪しにより、凍結路面で止まれるかどうかという差が、物凄く激しい。夏タイヤにしても、ドライ路面に関しては激安タイヤであってもそんなに違いはないらしい。けど、ウェット路面では、激安タイヤだと、たとえ溝がまだまだある新品タイヤだったとしても、けっこう滑るらしい。実際に激安アジアンタイヤを買って履いて試した車系ユーチューバーが、そう解説していたから。

 

 まあ、ひびが入れば即、使用禁止という訳ではないのだけれど。そこんところは、他人が作ったタイヤのひび割れに関するウェブページで勉強してください。

 

 雨天の日は、どうしてもタイヤの排水性が重要になります。私は実際に体験したことはないが、ハイドロプレーニング現象といって、走行中にタイヤの排水が追い付かなくなると、水の膜の上を滑る形となり、コントロール不能となってしまうらしい。で、運が悪いと大事故に直結する。ハイドロプレーニング現象についても、ユーチューブで検索してください。百聞は一見に如かず。現代は便利な世の中だ。実際に自分でその現象を目の当たりにせずとも、他人が撮影した動画で知識を共有できるのだから。

 

 なので、オシャレとかステータスばかり気にして、外車、特にVWとかBMWとか、車両本体にばかり気を遣う人がいる。で、前、まとめサイトで見たのだが、車はVW(フォルクスワーゲン)のおしゃれな車なのだが、タイヤがもうスリップサインを通り越してツルツルになっていた。で、なんで通常見えないタイヤが見えるんだ?と思うだろうが、その車は横転してひっくり返っていたのだ。で、タイヤが丸見えとなっていた。マジでツルツルだった。スリップサインも通り越して、本当にまっ平だった。僅かに側面に溝が若干残っている位でした。

 

 マジで、世の中には、車はお洒落な高級車を買うくせに、タイヤとかエンジンオイルには無頓着・無関心な輩がいるらしい。エンジンオイルも数万キロも無交換の人とか、けっこういるらしい。そんな奴が乗っていた中古車を買っちまったら、マジで最悪だよな。まだ数万キロの低走行車だったとしても、既にエンジンが廃棄処分寸前状態なのかもしれないしな。これも、【エンジンエイル 無交換】とかで検索してください。勿論、ユーチューブにも大量に動画があるから。

 

 まあ、勿論、高級車ユーザー以外でも、安い軽自動車ユーザーであっても、タイヤとかエンジンオイルには無関心な人もいるけどな。車検の時しかエンジンオイルを交換しないとか。マジで最悪だ。確かに車検は車両整備を業者さんがしてくれるが、車検時以外であっても、普通にユーザー自身で点検やオイル交換はせねばならないっつーの!

 

 昔、ユーチューブで見ましたが、車両本体はBMWの高級車を買ったが、その維持費とローン返済で金銭面が厳しくて、タイヤは激安アジアンタイヤを履いています、という人がいた。バカだよな。身の丈に合った車に乗って、それで、タイヤの方に金を掛けろよ。あとエンジンオイルも、モービル1とかの質の良いエンジンオイルを入れたなら、それだけでF1マシンみたいになるからな。マジでモービル1はいいぞ!こういう風に、エンジンオイルに金を掛けるとか、タイヤを良いタイヤを履くとか、そっちに金を掛けろよ。

 

 まあ、という訳で、長くなりました。けど、私が言いたいことは、とにかく、スタッドレスタイヤにしろ、夏タイヤにしろ、雨天時に走行することは確実にある。スタッドレスタイヤだからといって、雪や凍結路の上だけを走行する訳ではないからな。普通に真冬でも、大雨の日はあるからな。なので、ウェット性能の高いスタッドレスタイヤを選ぼう!

 

 あと、夏タイヤは、ラベリング評価という仕組みがある。まあ、全てのタイヤメーカーが参加している訳ではないのだが、日本国内で販売しているほぼ全てのタイヤメーカーが、このラベリング制度に参加している。で、ウェット性能なら【a、b、c、d】の四段階評価だ。aが最高評価で、dが最低評価だ。

 

 勿論、d未満のタイヤもある。それはラベリング制度に参加していないタイヤに存在するかもしれない。他にはエコタイヤ度の指標として【AAA、AA、A、B、C】があります。AAAが最高に転がり抵抗が無いタイヤで、Cが最低評価です。勿論、これはこのラベリング制度に参加している企業が製造するタイヤのみの話であるので、このラベリング制度に参加していない企業の作るタイヤは、C以下のタイヤもあるかもしれない。でも、このエコタイヤ度は、高ければいいという話でもないと思う。なぜなら、転がり過ぎてビビる時もあるかもしれないから。なので、こちらは割とどーでもいい。肝心なのは、ウェット性能の方だから。勿論、燃費も大事だが、燃費が多少劣ったところで事故になる訳ではない。しかしウェット性能が低いと、大雨の日の運転時なんて、マジでウェット性能の高いタイヤとの差が事故に直結するだろうからな。

 

 とにかく、タイヤ本体に金を掛けろ!お前がパチンコとかパチスロとか競馬で一日でスっちまうその数万円があれば、余裕で新品タイヤを買えるだろう。まあ、レヴォーグとかに履かせる大口径のタイヤは知らないけど。俺の軽自動車のR2用のタイヤなら、スタッドレスタイヤだろうが、夏タイヤだろうが、楽天とかアマゾンとかでなら、四本セット送料込みで数万円で買えます。勿論、出来るだけ最新のを買おう。そして信頼できるメーカーのタイヤを買おう。特にスタッドレスはそうです。

 

 タイヤの購入はこちら↓

www.saitoukenichi74.com

 

 具体的に言えば、高級車のアルファードを買って、その維持費で厳しいので、タイヤは中古の古い激安タイヤを買う・或いは新品だけど低性能なアジアンタイヤを買うくらいなら、車両本体はステップワゴンにして、タイヤは新品の良いタイヤを履け!という意味です。車両本体に金を掛けるな!タイヤに金を掛けろ!地面に接地しているのはタイヤなんだから!いくら車両本体に先進的な安全装置が付いていたって、肝心の接地面を支えるタイヤが駄目なら事故るよ。

 

 まあ、楽天とかアマゾンとかヤフーショッピングで買った後、タイヤ取り付け店に直送することも可能だ。日時を購入時に予約すればいいし。自分の自宅に届いた後にタイヤ取り付け店に持ち込んで取り付けてもらうことも出来るだろう。その場合は、事前に自宅周辺の、持ち込みタイヤ取り付けサービス提供店を調べておこう。ちなみに、私の場合は、神奈川県の平塚市にあるタイヤフェスタというタイヤ取り付け専門店にて、ルーミーにスタッドレスタイヤのグッドイヤーのアイスナビ8を取り付け、今回、軽自動車のR2に夏タイヤのブリジストンのNH100Cを取り付けました。取り付け費用は約一万円でした。時間は17分位だった。まあ、値段は各地の各店舗で異なるだろうから、事前に調べておきましょう。

 

 とにかく、ウェット性能の高いタイヤを履け!そして、いくらウェット性能の高いタイヤを買ったとしても、削れて来たら、早々に廃棄せよ。そして、また新しいウェット性能の高いタイヤを買え!まあ、具体的にどこまで削れたら廃棄処分にするかの基準は、各自でネットで調べてください。それは、各自の考え方の違いによるから。でも、絶対に、スリップサインギリギリ手前まで使用するっていうのは止めた方が良い。

 

 あと、スタッドレスタイヤは、スリップサインの他に、プラットフォームという、冬用タイヤとしての使用限界表示もあるからな。それが露出したら、もうそのタイヤは冬用タイヤとしては使用不可能だ。まあ、夏タイヤの代わりとして使用することも可能だが、やはりスタッドレスを夏場に使用するのは危険だ。俺はこの前、六月初旬に神奈川の箱根にある箱根新道の長い下り坂をスタッドレスタイヤで下っている時、一瞬だが滑ったからな。やはり気温が高い中でスタッドレスタイヤは使用してはならないぞ!早々に夏タイヤに履き替えよう。

 

   今回、私はウェット性能の高いブリジストンのNH100CをR2に履かせました。これはウェット性能評価では【b】です。最高の【a】のは、R2用タイヤでは、2022年二月頃の段階ではヨコハマタイヤのブルーアースGTしかなかった。でも、ブルーアースGTは高かった。なので、NH100Cにしました。まあ、買ってから取り付けるまで、数カ月間、自宅に保管していたのだが。これは止めた方が良い。場所を取るからな。

 

 とにかく、同じブリジストンでも、一番下のネクストリーはウェット性能評価が【C】なのです。で、ネクストリーは耐摩耗性能も低いので、結局、購入時の価格が安くても、NH100Cよりも大分前の段階で使用限界が到来してしまうので、また早期に買い替えねばならない。その時に、またタイヤ本体価格及び履き替え費用が発生する。

 

 だから、最初から一段上のタイヤのNH100Cを買うべきでしょう。NH100Cなら摩耗耐久性も高い。NH100Cならウェット性能も【b】評価だしね。まあ、今はモデルチェンジして、NH200Cが最新型となったので、NH100Cは旧型となりましたが。でも、旧型といっても、2022年の1月頃までは最新モデルだったのだから、十分高性能です。まあ、あと少しで売却するとか処分するっていうのなら、低性能なネクストリーでもいいかもしれないけどさ。

 

 他のメーカーでも、例えばヨコハマタイヤなら、エコスとかも十分良いタイヤみたいだ。でもブルーアースの方が上の位置づけらしい。で、ブルーアースといっても、ウェット性能の低いブルーアース(AE-01F)もあれば、ブルーアースGTみたいにウェット性能の非常に高いブルーアースもあるらしい。ブルーアースというブランドも、色々と種類があるようだ。なので、今の時代、店舗に実際に見に行かずとも、タイヤメーカーのサイトとか、タイヤ試乗記とかの説明で評価を見られるのだから、それで判断しよう。勿論、ユーチューブ動画でも判断出来るだろう。

 

 とにかく、ウェット性能の高い夏タイヤを買いましょう。スタッドレスタイヤも、関東地方の海沿いなら、殆ど降雪しないだろう。故に、ウェット性能の高いスタッドレスタイヤを選ぶことが重要だと、私は思いますよ。それらはメーカーのサイトとかを参照しよう。