齋藤健一の交通安全講座

『ミスをすれば死ぬ!』

老人と血の海とは?

 今日ね、ドライブスルー付きのマクドナルドに行きました。

 

 そうしたら、駐車場の所に、青い軽自動車に高齢者マークを付けた車がいました。

 

 で、その老人は駐車しようとしていました。で、すっごい時間を掛けて、漸く駐車出来たんです。一分位だったかな。でも、隣に駐車してある車から、ほんの12cm位しか離れていない隙間しか空いていなかった。別に、後ろで待っている俺はプレッシャーなんてかけてない。俺は普通に離れた場所で、その老人が駐車し終えるのを待っていたからだ。

 

 で、一旦、その老人が駐車して、不意を突いて前に飛び出してこないかとビクビクしながら、警戒しつつ、その前を、かなり離れた所を通って、通り過ぎました。マジで怖かった。

 

 あんなボケまっしぐらの老人とぶつかったら、補償問題とか、マジで最悪だ。どうせ民間の自動車保険にも自動車共済にも未加入なんだろうからな。だって、どう見ても、金を持っているように思えなかったしな。

 

 絶対、「ない袖は振れましぇん」とか言うし、「金のない老人から、残り僅かな金を毟り取るつもりか!老人虐待だ!」とか言い出すに決まっている輩なんだから。

 

 で、その老人はバック駐車したのです。で、右側に駐車された車があったのだ。で、その既に駐車されていた車が枠をはみ出していたとかではない。その車はちゃんと枠の中に停めていたのだ。

 

 で、なぜかその老人が、めっちゃ慎重にバック駐車したのに、その老人が停めた駐車枠の左側は思いっきり余白がある状態なのに、右側に寄り過ぎていて、既に駐車されていた車と、ほんの12cm程度しか離れていないギリギリの距離に停めたのだ。

 

 あれ、絶対に運転席で運転していた男性の高齢者は、扉を開けて出られないじゃん。まあ、助手席に座っていた、その男性の奥さんと思わしき老婆が、扉を開けて買いに行くのかもしれなかったが。

 

 それにしても、なぜたっぷり時間を掛けて、めっちゃゆっくり駐車して、そんな杜撰な駐車なのか?答えはね、もう、老体だから、無理なんだよな。全てが無理なの。

 

 実を言うと、その老人の車とは、その前に、別の施設で遭遇していたのだ。同じ色の同じ種類の軽自動車に同じ位置に同じ高齢者マークなので間違いない。で、その施設の駐車場でも、その老人が運転する軽自動車は、意味不明な箇所で停まって、かといって奥さんが降りる訳でもなく、なんかマジで意味不明な動きをしていた。なんか、フラフラと、駐車場の通路上で停まったりしていた。近付いちゃいけないと、明らかに分かりました。

 

 俺はこういう時、危険なので、近付かないようにしている。サファリパークの危険動物と一緒で、近くに行ってはならない。いきなりアクセルとブレーキを踏み間違えて、急激な動きをするかもしれないからな。

 

 で、二年前位にも、普通の二車線の、何の変哲もないごく普通の道路を、左車線を走行していたら、右車線を走行していた濃い赤色のダイハツのムーブっぽい車が、フラフラ~と左側に寄って来た。俺は衝突されたら嫌なので、慌てて左に避けたが。でも、その時、俺の車体の左側を通り抜けようとしているバイクや自転車がいたら・・・ゾッとしました。

 

 マジで怖い。テキサスチェーンソーのレザーフェイスさんとはまた違った怖さがある。向こうは、ハッキリ言って無敵だからな。

 

 なんか、子供を轢き殺した老人も、もう完全な認知症で、裁判中にウロウロしたり勝手に出て行ったりしたらしい。なので、検察官も、裁判官も、警察官も、マジでどうにもできない。無敵だよ。裁判所で他人に対して危害を加えようとしている犯人なら取り押さえられるが、もう理性というものがなく、意味不明な挙動をしまくる完全認知症老人は、もう手に負えない。

 

 まあ、一番悪いのは、そんな人間に、運転免許証を交付し続けていた国ですけどね。

 

 で、信号で待っている時、その車が俺の車の後ろ側に停まったので、ルームミラーで見てみたら、もう、本当にボケたような、物凄い老人男性が運転席にいた。で、助手席には、その人の奥さんらしき老婆がいた。

 

 マジで、もう無理っしょ。いくらベテランだろうが、ジャンボジェットの機長や副機長で、80歳とか聞いたことありますか?タクシードライバーの高齢化と言っても、流石に85歳のタクシードライバーはいないと思うが。まあ、個人タクシーではいるのかもしれないが。よく知らない。

 

 運送業でも、まあ、75歳位までならいそうですが、流石に会社に雇われているトラックドライバーで、82歳とかはいないだろうに。事故を起こされたら、会社が大迷惑だからな。

 

 まあ、でも、投票と一緒で、老人層は絶大な権力を持っているので、政治家も逆らえないからな。なので、普通に考えたら、とっくの昔に免許返納していなければおかしい位の、完璧に耄碌している状態の老人が、日本全国、何十万人も平気で運転しているのだからな。

 

 「高齢ドライバーだけが事故を起こしている訳じゃない!若者も事故を起こしているじゃないか!」と反論する老人もいるだろう。しかし、若者の事故と老人の事故とでは、事故の本質がそもそも異なる。

 

 若者の事故の場合、経験不足や侮り、驕りから起きる事故が殆どだ。対して老人が起こす事故の場合、身体機能の低下に起因する事故が殆どだ。なので、いくら老人が謙虚な気持ちで運転しようが、もう肉体機能自体が衰えているので、もう無理なのです。

 

 まあ、言っても無駄ですけどね。どうせ、老人達は聴く耳は持ちません。はい。だから、知らない。だって、どーにも出来ないのだから。

 

 せいぜい、近所の老人が運転する車に轢かれないように気を付けてくださいね、としか言えません。俺には、ボケた老人から強制的に運転免許を奪い取る権力は微塵も無いからな。

 

 まあ、この[老人と血の海]というカテゴリでは、老人が起こした数々の悲惨な事故に関して述べた動画を貼って行きます。まあ、そんな感じです。この程度のことしか、何の権力もない私には無理ですからね。注意喚起しか出来ません。