齋藤健一の交通安全講座

『ミスをすれば死ぬ!』

バス停ド!!-幅員の占有神⑥

 時にはバスの後ろを延々とついて行かねばならない事態もありうる。

 

 だが、それは仕方がない。

 

 だって冷静になって考えてみろ。五年前、四年前にも、お前は運転していて、短気なお前がイラつくこともあったろう。

 

 だが、それを五年経過した今、何か思い出せるのか?

 

 何も記憶していないと思う。つまり忘れてしまったのだ。

 

 つまり、五年経過したら忘れてしまうような、どうでもいいこと、程度のことだった訳だ。

 

 しかし数秒の時間短縮目的で無理な追い越しをした結果、大事故になり、自分の腕を切断とかになったら、もう一生忘れない。そのことを悔い続けるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 よく路駐車を追い越したら、目的の店舗入り口を通り過ぎてしまった、というパターンが、俺にはある。

 

 いや、路駐車を避けて入れなかったというパターンはあんまりないか。

 

 よくあるのが、ナビの案内通りに進んでいたけれど、同じ場所に二つの道があって、つまり70m以内位の距離に二か所の左折の入り口があって、間違えて手前で左折してしまった場合とかだな。

 

 まあ、あとは右折や左折なのに、間違えて右折レーンや左折レーンに入れなかった、というパターンもある。

 

 俺は知能はそんなに高くないので、そういうことが頻発する。

 

 ただ、そんな時でも、俺は仕方がないので、時間をかけて戻って来る。

 

 だって事故を起こすリスクを冒してまで、急ハンドルを切る勇気は、俺には無いから。