齋藤健一の交通安全講座

『ミスをすれば死ぬ!』

バス停ド!!-幅員の占有神⑤

 みんなバスの横を通過する時にのんびりし過ぎ!

 

 事故の大半は予想外のことが原因で起きる。

 

 老人ドライバーも、なんてことはない普通の運転なら出来る。

 

 問題なのは、いきなり想定外のことが発生した時だ。

 

 車は、本来人間が瞬間的に判断できる対処可能な時間的余裕を遥かに超えている。

 

 本来の人間は、まあ、馬での移動が最速だったし、馬に乗れるのは兵士とかの一部の屈強な人間だけだった。

 

 騎兵は専門の訓練を受けているし、肉体が衰えたら騎兵を引退しただろうし、そういう意味では、馬でさえ、まともに瞬間的に判断可能な脳が維持された状態で、且つ乗馬中は常に緊張していないと乗り続けられなかった。

 

 なにしろ、落馬したら下半身不随とか首の骨を折って死亡とか、多発していただろうからな。なので乗馬中はみんな緊張して乗っていただろう。

 

 なのに現代は脳が明らかに衰えた老人でさえ、馬よりも遥かに高速な車を運転出来ているのだからな。そりゃ、事故が頻発するだろうよ。

 

 おまけに緊張して運転するどころか、音楽とか聴きつつリラックスしてふやけた状態で、だらけてよそ見して運転しているのだからな。アホ草。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日本の道路は狭いんだ。

 

 そしてバスの車幅は広いんだ。

 

 だからバスを追い越す時は、物凄く慎重にしないと、対向車と正面衝突してしまうんだ。

 

 大抵の交通事故の原因は、無理な行動をした結果だ。

 

 それが数秒の時間短縮になると思ってしたのだろうが、結果的に、大損してしまう結果となりました、とさ。

 

 マジでバカ。

 

 だが大抵の交通事故はバカが引き起こすからな。

 

 疲れているのならコインパーキングで数百円支払ってでも、脳を休めろよな。